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出版社: NTT出版
なぜ建築を競わせるのか?
みんなを束ね、社会を高める
建築コンペのを価値を問いなおす。
建築コンペは、公共的価値を高める装置として、広く行政に取り入れられ、建築的にも社会手的にも価値のある建築物を、各所にもたらしてきた。
しかしながら、新国立競技場問題は、それが現代社会において本当に価値をもたらすものなのか、という問いを突きつけた。むしろ、そこであらわになったのは、建築界と社会との絶望的なまでのコミュニケーション不全であった。
本書は、新国立競技場問題を見つめてきた、建築家と建築史家が、その失敗を検証し、建築コンペの歴史・現状を詳らかにしながら、現代社会にマッチする建築コンペのモデルを提案する。